フロリダマナティー死因ランキング!実はめちゃくちゃ死んでた
こんにちは!!メセグリンです!!!!
さっそくですが、問題です!!!!
マナティーの天敵はなんでしょう?!
こたえ:とくになし。
マナティーはかなり大きな動物で、しかも水の中で生きているため、天敵とよべるほどおそるべき動物はいないのです!!
いつものんびり、平和な暮らしをしています…と思いきや、実は毎年たくさんのマナティーが命を落としています。マナティーニュースをチェックしていると、寒さ、赤潮などの影響で、たくさんのマナティーが死亡する災害がセンセーショナルに報道されてますね。。。
どのくらいのマナティーがどういった要因で死ぬのか、マナティー保全運動プロジェクト「savethemanatee」のサイトから調べました。
データ引用 www.savethemanatee.org *1
このデータ引用元によると、2018年に記録されたフロリダマナティーの死亡者数は824頭ですが、全部でたったの6131頭しかいない*2と考えられているため、ものすごい数のマナティーが毎年死んでることになります。全フロリダマナティーの13%が毎年死亡するという計算です!!
こんなこと想像できますか??!!
日本人で考えると、1700万人の人々が毎年死ぬということです!!!!
毎年東京都に住んでる人間が消えていくのと同じようなことです!!!!
たくさん死者がいても、たくさん産まれてきて、すぐにおとなになり、世代交代がはやければ、そこまで問題はありません。ところがマナティーは、長生きで、ゆっくり子どもを産み、ゆっくり子どもを育てる動物なのです。
たいていの動物は、少なくなればなるほど、協力しづらくなったりパートナーを見つけにくくなったりして、ますます生きづらくなります。死ねば死ぬほど死にやすくなるので、絶滅まっしぐらへの悪循環が発動します。
絶滅のことを考えはじめると、現代の地球はマナティーにかぎらずあまりにも多くの心配ごとであふれているので、落ちこんでしまいますね。。。
実際には、絶滅があぶないのかどうかすらわかっていない動物の方が多いと思います。フロリダマナティーの場合は、個体数や死亡数がきちんと調査されていて、わたしたちがなにをすべきか、具体的なアクションを教えてくれています。もしも人類が100年後にもフロリダマナティーの姿を見ることができているとすれば、savethemanateeプロジェクトのかたがたの功績であることはまちがいありません。
*1:2018 Manatee Mortarity Statistics https://www.savethemanatee.org/wp-content/uploads/2019/02/mortality-2018.pdf
*2:2018年1月の調査で、少なくとも6131頭いると見積もられている